先月ご紹介した七段飾りのお雛様をはじめ、館内のそこここには可愛らしい手作りお雛様も飾られています。
今日はデイサービスルームに面した廊下に、桃の花とともにお内裏様とお雛様が仲良く並んでいますよ。
こちらは娘さんが成人された職員が持ってきてくれた雛人形です。
「ご利用者さまが喜んでくれるかなあと思って。
」とM介護員さん。
今日はデイサービスのひな祭り会。
Mさん、テーブルのお雛様、かわいいですね。
「ほんと。可愛らしいわ。」とにっこり。
本日の昼食は
あなごの押し寿司
松茸のお吸い物
茶碗蒸し
菜の花のお浸し
ミルクゼリーひし餅風
皆さん美味しそうに召し上がられています。
毎回好評の献立カードを眺めながら「これはもらって帰ってもいい?」とSさん。
「こんなにきれいに作ってあってすごいわあ!」
昼食後の静養の時間、お琴の音色が聞こえてきます。
今日の会でお琴の演奏をしてくれるのはM介護員さん。
調弦の音が鳴り止んだと思ったら…
本番前の最後の練習が始まりました。
「いいわあ」と近くに寄って練習を眺めておられるTさん、Kさん、Sさんです。
皆さんの期待の中、始まったひな祭り会。
まずはひな祭りの由来を説明します。
お昼に召し上がった菱餅風デザートの色についても、
「雪(白)の下に新芽(緑)が芽吹いて桃の花が咲いている春の情景」と説明があり、皆さんしっかりと聞いておられます。
おや、お雛様、廊下からお琴の近くに移動してきていますね。
次は紙芝居を情感たっぷりに披露。
視覚に訴える紙芝居を使うとひな祭りの由来もさらにわかりやすくなります。
「それではみなさんで「うれしいひな祭り」を歌いましょう!」
Mさんの奏でる音色はとっても伸びやか。
ご利用者様も楽しそうに歌っておられます。
「春の歌をもうひとつね。」と次の曲は「春の小川」。
「春と言ってもまだまだ冬みたいな日もあります。」と今度は「たき火」を。
「ゆりかごの歌」「夕焼け小焼け」も歌いました。
歌いなれた童謡のメロディーと奥深い琴の音色が、ご利用者様の琴線を優しく揺らしているようです。
明るい気持ちで歌う「上を向いて歩こう」。
1曲ごとに拍手が沸き上がります。
「王将」や「お富さん」でにぎやかに。
準備していた曲の全てが歌えるか心配でしたが盛況のうちに最後の曲も歌い終わりました。
ここでアンコールがかかります。
「わあ!じゃあ最後の曲ってことでいつものあの歌を…」とMさん。
短期間でこれだけの曲数を準備、アンコール曲もばっちりとは!
スタッフの歌声も加わり、皆で楽しく「星影のワルツ」を合唱しました。
「良かった!」とIさん。
練習の時からお琴の音色が気に入っておられたSさん。
雛人形をゆっくりご覧になっています。
おやつの雛あられを口に運びながら
「白は雪の色!」と嬉しそうに教えてくれたのはOさんでした。
「美味しかった!」とHさん。
甘酒蒸しパンやミルクティーも召し上がって、楽しいひな祭り会の一日を過ごされました。