セラピストの役割
2014年 02月 16日
レクリエーション(アクティビティ)と音楽療法(セラピー)の違いも分か
りやすく書かれていました。
医療サイドから補足させていただきます。まず、レクリエーションという
言葉ですが、これがなかなか広い意味があって、もちろん治療効果のあるレ
クリエーションも多々あります。倉敷北ケアセンターが出来た頃だったでし
ょうか、遊びリテーションという言葉が流行って(一部業界で)いました。
楽しみながら治療効果をあげようというセラピーです。大半が非セラピスト
によるアクティビティだったので、治療の域には達しにくかったようですが
何もしないよりははるかに効果がありますので、悪いことではありません。
良い効果をあげた遊びリテーションも多かったと思います。レクリエーショ
ンも大切な時間です。
レクリエーションに関しては「レクーオンライン」という良いホームペー
ジがあります。興味があったらご覧ください。
ただ、記録と科学的なアセスメント、臨床的な判断に基ずく判断と計画と
いった医療上の原則が無いので、応用が利きにくい活動になっている感があ
りました。そういう意味で、PT、OT、ST、MTの関与する時間を確保して
療法として対応する事が大切だと思います。
「音楽療法士の役割」の記事は、そうしたセラピストとして、MTはどうい
う視点で(この中に色々な手法があるということですね。)患者さんに対応
していくのかを紹介してくれたわけです。
紹介されてますかねえ?演奏をしている仕女の絵で、メディカ倉敷北の一
階のエレベーターホールにありました。
さて、セラピーの大原則として、患者さんの「できること」を引き出す
事で、治療を成立させる、更に治療効果をあげるという事があります。
「音楽療法士の役割」の記事にあったキーワードの3つの言葉というの
がこれにあたる部分ですね。こうした原則を大切にしてもらえるとありが
たいと思います。
最後の 「皆様とお互いの個性を認めあっていける音楽療法を目指しま
す。」というのは、ブログのひとつの記事になるような内容がありますね。
また・・・これについて・・・書く??
宮原@倉敷北病院(この書き方、楽!)
by medica-kurashiki | 2014-02-16 22:34 | スタッフからのメッセージ