人気ブログランキング | 話題のタグを見る

セラピストの役割   

 上田さん、TV見ましたよ。お疲れ様でした。音楽療法の記事もお疲れ様。
レクリエーション(アクティビティ)と音楽療法(セラピー)の違いも分か
りやすく書かれていました。

 医療サイドから補足させていただきます。まず、レクリエーションという
言葉ですが、これがなかなか広い意味があって、もちろん治療効果のあるレ
クリエーションも多々あります。倉敷北ケアセンターが出来た頃だったでし
ょうか、遊びリテーションという言葉が流行って(一部業界で)いました。
楽しみながら治療効果をあげようというセラピーです。大半が非セラピスト
によるアクティビティだったので、治療の域には達しにくかったようですが
何もしないよりははるかに効果がありますので、悪いことではありません。
良い効果をあげた遊びリテーションも多かったと思います。レクリエーショ
ンも大切な時間です。

 レクリエーションに関しては「レクーオンライン」という良いホームペー
ジがあります。興味があったらご覧ください。

 ただ、記録と科学的なアセスメント、臨床的な判断に基ずく判断と計画と
いった医療上の原則が無いので、応用が利きにくい活動になっている感があ
りました。そういう意味で、PT、OT、ST、MTの関与する時間を確保して
療法として対応する事が大切だと思います。
 「音楽療法士の役割」の記事は、そうしたセラピストとして、MTはどうい
う視点で(この中に色々な手法があるということですね。)患者さんに対応
していくのかを紹介してくれたわけです。
セラピストの役割_a0318189_22101057.jpg
 この画像、昭和会のストック画像からもってきましたが・・・どこかで
紹介されてますかねえ?演奏をしている仕女の絵で、メディカ倉敷北の一
階のエレベーターホールにありました。

 
 さて、セラピーの大原則として、患者さんの「できること」を引き出す
事で、治療を成立させる、更に治療効果をあげるという事があります。
 「音楽療法士の役割」の記事にあったキーワードの3つの言葉というの
がこれにあたる部分ですね。こうした原則を大切にしてもらえるとありが
たいと思います。

 最後の 「皆様とお互いの個性を認めあっていける音楽療法を目指しま
す。」というのは、ブログのひとつの記事になるような内容がありますね。
 また・・・これについて・・・書く??

            宮原@倉敷北病院(この書き方、楽!) 


by medica-kurashiki | 2014-02-16 22:34 | スタッフからのメッセージ

<< すごい!やったね!!続編 音楽療法士の役割 >>