ここ数年、雨の七夕が多いですね。
線状降水帯という言葉もよく聞くようになり、雨の被害が大きくならないよう祈るばかりです。
これでは天の川も現れないかも、と少し寂しい気持ちになりますが、そこはデイサービス昭和会の職員、
上手く準備をしていますよ。
皆さんが懸命に作っているのは「天の川タペストリー」。
作りやすく、持ち帰って飾っていただくのにもちょうどよい少し小さめのサイズです。
職員が見つけた藍色のフェルト、深い夜空に似た色に「七夕の夜空!」とひらめいたそう。
午前中はこのタペストリーにシールを貼って天の川を表現していただきます。
「まあ、上手にしとってじゃわ。」と見本を手にして本日は終了、といった表情のTさん。
職員が声掛けをしてうまく意欲を引き出せたよう。
ゆっくりと製作を進めていかれます。
普段からジグソーパズルに熱心なHさんはシール貼りも集中して取り組んでおられました。
「シールが小さいなあ。台紙から取れんで。」と悪戦苦闘しているのはSさん。
しっかり指先を使ってもらおうと選んで買ってきたシールですが
「う~ん、もう少し大きい方がよかったかなあ…。」
しかし、そこは機転を利かせる本日の司会担当のF介護員さん
、はがしたシールをテーブルの端に取りやすいように置いていきます。
「これをそーっと取って布に貼ってみてね。」
「取るのは楽なから、張るのは頑張ってするわー。」とやる気のSさん。
ご利用者様に応じてそれぞれ援助も変えていきます。
短冊も今年はタペストリーに合わせて小さめサイズ。
ご自分で願いを書かれる方、職員が聞き取って代筆の方もおられます。
製作タイムはここで終了、昼食に向けて片づけ始める頃には胃ろうの方も流動栄養の時間です。
世界の街並みやきれいな自然の動画を見ながら穏やかな表情のご利用者様。
Oナースが何やら明るく話しかけております。
今日の看護師は3名。デイサービス昭和会では医療面で様々なサポートが必要な方にも安心してご利用いただいています。
体操系、脳トレ系、などのレクリエーションでも、看護師と一緒にご利用者様の状態に合わせて参加を楽しまれていますよ。
さて、7月7日は「そうめんの日」でもあります。
天の川や織姫の織る糸に見立てられるそうめんは、暑い日も喉越しよく食べられるため人気メニューのひとつです。
厨房手作りの織姫と彦星の献立カード、裏側に本日のメニュー。
量もちょうどよく調整されていて、皆さんデザートまで堪能されていました。
午後からは七夕のデザート作り。
「いい匂いでしょう?果肉がたっぷり入ってますよ。」
牛乳と混ぜるだけ、のあの有名な(?)デザートの素を使います。
毎度、立ち上がって混ぜるKさんとHさんのコンビ。
「あらぁ、固まってきたわ。」とMさん。
牛乳と混ぜた後はそれぞれのカップに無糖ヨーグルトとデザートの素を入れていきます。
「あんまりカップに付かない方が白とピンクの色がはっきりしてきれいみたいよ。」とN介護員さんがコツを伝授。
冷蔵庫で少し冷やしている間は七夕の由来を聞いたり、七夕にちなんだクイズを。
七夕の歌を歌い終える頃にはひんやりした七夕パフェの出来上がりです。
飲み物もサイダーにして夏らしく。
「上の方が甘うて、下の方がさっぱりして美味しいわ。」と無糖ヨーグルトの爽やかさが好評でした。
サイダー好きのSさんは「毎日これがいいわ。」と嬉しそう。
皆さんのたくさんの願い事、全部叶うといいですね。