先日のデイサービスにて…。
「いやぁ、何て書こう??」
「そりゃあ、健康が一番じゃろ!」
隣の方とお話しながら書かれているのは七夕の短冊です。
この日は七夕会でした。
もともとは書や裁縫の上達を願って飾られた短冊。
「こうなったらいいなって思われること、何でも…。お願い事を書いて後で飾りましょう。」
皆さん、時間をかけて丁寧に書かれています。
さらさらと書かれたOさんは「健康と平和、これが一番ですよ。」とにっこり。
時間をかけて思いを聞き取り、職員が代筆させてもらった方、
利き手の麻痺のため、反対の手で力強く書かれた方もおられます。
「願い事がかなってくれんかなー」と短冊を書きながらつぶやいておられたのはKさん。
多くの方が書かれた「元気に過ごしたい」という願いは、「その方らしく健やかな生活を」という職員の願いでもあります。
また「平和」と書かれた短冊にも強く共感を覚えたり…。
そうこうしているうちに皆さんお楽しみの行事食が運ばれてきました。
七夕らしいメニューですね。
お食事中をインタビューして回ったところ、女性のご利用者様に一番人気なのはそうめんでした。
「夏はそうめんじゃわあ。」と美味しそうに召し上がっておられます。
ちなみにお稲荷さんを一番にチョイスされたのは男性が多かったようで、なぜか人気メニューに男女差がありました。
さて、この日は雨でしたが少しでも涼やかな気持ちになっていただこうと、M介護員さんがお花をアレンジしてくれました。
緑と白の2色だけでセンス良くまとまって素敵です。
ちょこんと乗った小鳥に遊び心を感じますね。
お花に加えて衣装でも涼しさを、と浴衣で登場。
七夕の由来を楽しく説明しています。
七夕リース作りは指先の訓練も兼ねています。
飾りには両面テープが貼られていて、皆さん丁寧にはがしていかれます。
「貼る前に位置を決めた方がええな。」
「網の飾りが破れそう…。」
「ここに貼るか。ワシは手先は器用なからな。」とYさん。
「服を掛けるところへ掛けとくわ!」と出来上がりを手に、お部屋に飾る場所もお決まりの様子。
この後は皆さんで短冊を飾りましたよ。
「おおおー
」「うううー
」ときちんと発声練習をしたのちに「たなばたさま」を歌うデイサービス昭和会合唱団。
合唱後に、準備中のおやつが見えてしまったHさんは…
「食べる前から美味しそうな…ふふふ。」とカメラマンに向かって茶目っ気たっぷりです。
こちらの水まんじゅうは男女問わず人気でした。
これから職員の短冊も飾ります。
皆さんの願い事が叶うと良いですね。
七夕行事で夏の訪れを感じて頂いた1日でした。